竹内行政書士事務所|大切な人へ。遺言という最後の手紙を届けるお手伝いをします。

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ここにご紹介した三つのお話は事務所に相談頂いた内容を基に作成したフィクションです。

遺言物語その1:間に合った遺言書

森光代さん(仮名、61歳)は5人兄弟の末っ子です。光代さんは独身で子供はいません。
高校卒業後、食品メーカーに就職して昨年定年退職しました。

光代さんは亡くなった兄の妻(義理の姉)の森昭子さん(仮名、70歳)に財産を全て残したいと思っています。
その理由は、昭子さんと永年姉妹のような付き合いをしてきたことと、光代さんの亡父の介護を誠心誠意してくれたからです。

しかし、義理の姉の昭子さんは法定相続人(法律で決められた相続人)ではありません。
そこで光代さんは遺言書を残そうと決心したのでした。

全ての財産を昭子さんに残す公正証書遺言ができたとき、
光代さんは満面の笑みで「これでやっとすっきりしました。」とおっしゃっていました。

光代さんが遺言書を残して半年ほど経ったある日、森昭子さんから当事務所にお電話を頂きました。
なんと光代さんが亡くなったというのです。

昭子さんによると、光代さんの遺品を整理していたら仏壇から私(行政書士竹内)の名刺が付いた公正証書遺言が出てきたというのです。

私は早速昭子さんとお会いしました。昭子さんによると光代さんは心臓に持病があったそうです。
そして旅先の北海道で倒れて搬送された病院で亡くなってしまったのだそうです。

私は昭子さんに「光代さんは昭子さんにとても感謝していましたよ。」とお伝えしました。
すると昭子さんはうっすらと涙を浮かべていました

光代さんが公正証書遺言を残しておいてくれたおかげで、金融機関の手続はスムーズに進みました。
そして、四十九日を迎える前日にすべての財産を昭子さんに引き継ぐことができました。
きっと光代さんは天国で満面の笑みで満足されていることでしょう。

教訓:自分の人生の終わりは誰にもわからない。遺言書に「早すぎる」ということはない。



遺言物語その2:「争族」を食い止めた遺言書

三谷英明さん(仮名、70歳)は3年前にがんを患いました。
幸い手術は成功して現在、都内の高級住宅地で一人娘の友里さん(仮名、35歳)と同居をしています。

実は英明さんには悩みがあります。それは5年前から別居をしている妻のことです。
英明さんは妻に何度も離婚を切り出しました。しかし、妻は一向に応じようとしませんでした。

英明さんは自分が死んだ後に妻に財産がいくことに納得できませんでした。
そこで全ての財産を献身的に介護をしてくれている友里さんに残そうと決心しました。

当事務所を訪れた英明さんに私(行政書士竹内)は次のように説明しました。
「全ての財産を長女に相続させるという遺言を残すことはできます。
しかし、妻には『遺留分(いりゅうぶん)』という権利があります。
もし、妻が長女に対して遺留分の権利を行使すると、長女は遺産の4分の1を妻に引き渡さなければなりません。」

しかし英明さんの決意は固く、
「たとえ、妻に遺留分という権利があるとしても、全ての財産を娘に残す気持ちは変わりません。」と
ハッキリとした口調でおっしゃいました。

ご相談頂いてから10日後に全ての財産を友里さんに相続させる内容の公正証書遺言ができました。
英明さんは安どした表情で、「これで肩の荷が下りました。」とおっしゃいました。

英明さんは遺言を作成してから2年後にお亡くなりになりました。
予想とおり、妻は友里さんに遺留分の請求をしましたが、遺留分相当額の金銭を支払うことですんなり決着しました。

実は、友里さんと母親の仲は良くなかったようです。
もし、英明さんが遺言を残さなかったら母子が英明さんの財産の分け方を話合で決めなければなりませんでした。
そうなれば、「争族」は必至でした。

友里さんは父親の三回忌が終わった年に結婚しました。
現在は英明さんと同居していた家で夫と子供二人に恵まれた幸せな生活を送っています。

教訓:遺言書があれば遺産分けをするのに相続人同士の話し合いは必要ない。そのため「争族」を食い止めることができる。



その3:同居している子供の生活を守る遺言書

淡島千恵さん(仮名、80歳)は耳が遠い以外はとても元気です。夫は既に亡くなっています。
千恵さんには長男と長女の二人の子供がいました。
しかし残念なことに長女は10年前に癌で亡くなりました。
長女には千恵さんの孫に当たる男の子が一人います。

千恵さんは現在、長男夫婦と同居しています。千恵さんの財産は夫から相続した自宅の土地・建物と現金約一千万円です。
千恵さんはそろそろ遺言書を残そうと思い、当事務所を訪れました。千恵さんとの会話は次のようなものでした。

千恵さん「夫は既に亡くなっています。子どもは長男と長女の二人ですが、長女は病気で10年前に亡くなってしまいました。
長女には子供が一人います。今は長男夫婦と同居しています。」

当事務所「では、千恵さんの相続人はご長男とお孫さんのお二人です。このように亡くなったご長女に代わって
相続するお孫さんのことを代襲相続人(だいしゅうそうぞくにん)といいます。」

千恵さん 「では、私が死んだら長男と孫が話し合って私の財産の分け方を決めるのですか?」

当事務所「そのとおりです。ただし、遺言書があれば遺言書のとおりに分けることになります。」

千恵さん「私が亡くなった後も長男夫婦には同居している家に住み続けて欲しいのです。
それに、孫は昨年から海外転勤でイギリスに赴任していて帰国する予定は当分ないようです。」

当事務所「お孫さんが海外にいるとなると遺産の話合いは難しいでしょうね。
それに、万が一お孫さんが土地を欲しいと言ったら長男が自宅に住めなくなるかもしれません。」

千恵さん「それでは困ります。遺言書を残せば遺言書のとおり財産を残せるのですね。」

当事務所「はい、そのとおりです。遺産分けの話し合いも必要ありません。」

数日後、千恵さんは長男に土地と建物を、孫に現金を残す公正証書遺言を作成しました。
千恵さんは遺言書の内容を長男夫婦に伝えました。すると長男夫婦はとても安心したようです。

千恵さんから今年も年賀状をいただきました。
遺言書を残してから三年目の年賀状には「おかげさまで長男夫婦と仲良くやっています。」と達筆な字で書かれていました。

教訓:遺言書は家族の絆をいっそう強めることができる。

 

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